<2025年313杯目>
2025年12月12日に「ハイデンコッコFACTORY 戦慄のワコマチカ」が3周年を迎えました。
ご報告のあった通り、店主のワコマチカさんは、先日惜しまれつつこの世を去ってしまわれましたが、生前「3周年はこれでいく!」と決めていたメニューがあったそうです。
ワコ旦那の話では、病床に伏せながらも、事細かに指示があったそうです。
自分のことでも精一杯な状況のはずなのに、お店のこと、お客さんのこと、ご家族のことをご自身のことにも増して、気にかけていたことを知って、本当に優しく、お強い方だったのだなと、しみじみと感じました。
昨日のカルピスバターは仕事の兼ね合いで食べ損なってしまいましたが、2日目の「戦慄のイカ特製煮干らぁ麺」を頂きに参上しました。
「戦慄のイカ特製煮干らぁ麺」は、ただ美味しい一杯という言葉では到底語り尽くせない、記憶と想いを伴ったラーメンです。
ワコマチカさんが”最後までこだわっていた一杯”なのだそうです。
特製仕様には、地豚の低温調理チャーシュー増し、味玉、肉雲呑が添えられます。
しっとりと柔らかなチャーシューは肉の甘みが際立ち、味玉の黄身はとろりと優しい余韻を残します。
以前よりこじんまりとした肉雲呑は、控えめながらも確かな存在感で、全体の調和を崩しません。
スープを一口すすると、イカ煮干の凝縮された旨味が、特製醤油ダレと重なり合い、香ばしさと、その深みが同時に押し寄せてきます。
合わせられたザックザク食感の細麺は、噛むたびに小気味よい音を立て、イカの芳醇な香りを余すことなく持ち上げてくれます。
麺とスープが一体となった瞬間、思わず目を閉じてしまうほどの美味しさです。
そして締めに供される名物のスープ割。
ショウガを効かせた一杯は、張り詰めていた味覚と心をふっと解きほぐし、静かな満足感をもたらしてくれました。
胸の奥が静かに震えた。
そこには確かに、ワコマチカさんの情熱と優しさが、今も温かく息づいている。
満足度:★★★★☆
店名:ハイデンコッコFACTORY 戦慄のワコマチカ
所在地:東京都八王子市千人町2-16-6
ジャンル:蛤煮干/汐上湯、など
麺:自家製麺/村上朝日製麺所
最寄駅:JR中央線西八王子駅
営業時間:
[土・日のみ]
(昼の部)11:00~15:00
定休日:月~金
オープン日:2022年12月12日
駐車場:なし(近くにコインPあり)
禁煙・喫煙:禁煙
座席数:カウンターのみ7席
X:https://x.com/wakomachika
備考:女性店主(ワコマチカさん)のお店。ハイデン.コッコFACTORY直系店(5年間、修業された方の独立店)。2023年10月1日、しばらくの休業から再開。2025年11月25日、店主ご逝去の報。現在はご主人、ワコ旦那が暖簾を守っています。







