<2024年163杯目>
工房長による監修の卒業限定が8月24日(土)、25日(日)の二日間提供される。
”仕込みの手間が大変すぎて封印されていた”という幻の限定。
・・・あれだ。
「夏野菜の煮干し冷やしつけ麺」だ。
各日50食限定で、ディナータイム残り11食の告知が出たときは、もう食べれない、無理だと諦めかけましたが、夜は意外と出なかったようで、奇跡的に間に合いました♪
”辛みそ”がおすすめだと書かれていましたが、券売機にはボタンがありません。
店員さんに訊くと、現金対応だそうです。
ちなみに「茄子増し」も、現金対応150円です。
店内に入ると、アフロヘアーの工房長がキッチンに立っていました。
すっごい、違和感!
さて、しばらく待って、ラーメンの登場です。
昆布水に浸した麺の上には、茄子、カボチャ、獅子唐、パプリカ、といった夏野菜がのってきます。
隠れていて見えませんでしたが、野菜の下には、鶏チャーシューが眠っていました。
別皿では、豚のチャーシューも提供されます。
夏野菜が色鮮やかだし、とても豪華な限定です。
スープは、煮干しがガツンと効いていて、キリっとエッジが効いた塩味が、絶妙で美味しい。
細かく刻んだフライドオニオンやアーリーレッド、ネギが薬味として入っていて、これだけでも十分すぎる美味しさです。
そこに昆布水に浸した麺を潜らせ啜り込めば、舌が歓喜で踊りだす。
そして、今回最も美味しいと感じたのは、茄子。
上品だけど、奥までしっかりと味がしみ込んでいて、絶品です。
以前食べた時も思いましたが、料亭の味です。
「天才だね。」と工房長に向けると
「おふくろの味です。」と、こともなげに言う。
ちなみに「辛みそ」は、夏野菜に付けて食べるのが相性抜群のようです。
(スープに溶かすのかと思ってた!)
そろそろ食べ終わろうかというときに、工房長と隣に座っていたお客さんとの会話が漏れ聞こえてきました。
「実は、スープを失敗しちゃって。」
うん、聞こえなかった事にしよう・・・
どうせ素人には分からないぐらいの些細な事だろう。
思うに、縁の下の力持ち、彼こそ本当の天才だ。
あらゆるルールの偉大なる”例外”だ。
工房長が居なくなってしまったら、これからの鴨楓は大変だ。
満足度:★★★★★
店名:鴨中華そば 楓
ジャンル:鴨ラーメン/限定
麺:自家製麺(細麺、手もみ麺)
※「かため」の注文は出来ません。
所在地:東京都八王子市明神町3-24-12フィシオ京王八王子1F
最寄駅:京王線八王子駅
営業時間:
(昼の部)11:30~14:30
(夜の部)17:30~21:30
※ラストオーダー21:00
※土日祝は、昼の営業時間が15:00まで
定休日:なし
駐車場:なし(近くにコインPあり)
禁煙・喫煙:禁煙
座席数:23席(カウンター7席、4人掛テーブル×4)
※裏手に大将ラボ(カウンター6席)
オープン日:2021年7月21日
※栄えあるPPはチロルさん
HP:https://kaede.fan/
Twitter:https://twitter.com/kamochukaede
備考:らーめん楓の2号店。”「唯一無二の鴨体験を提供すること」が私たちの使命です。”