<2023年222杯目>
その店に入るものは、4つの恐怖を克服しなければならない・・・
①システムが分からない恐怖
②異国の恐怖
③選ぶ恐怖
④価格が分からない恐怖
では、順にみて行きましょう。
10月17日にオープンした「麻辣湯八寶(パーパオ) 八王子」
この手のお店は、数年前から八王子でもよく見かけるようになりましたね。
<①システムが分からない恐怖>
店内に入り、席に着くと、そこには”注文方法”と書かれたメニューらしきものが一枚置かれています。
麺・トッピング・・・100g ¥400
※200g以上お取りください。
お好きなスープ・・・¥0
そして、①トッピングを選ぶ。→②麺の種類を選ぶ。→③スープの辛さを選ぶ。→④完成
初見の人には、さっぱり分からないシステムです。
<②異国の恐怖>
途方に暮れていると、中華系の店員さんが片言の日本語で、説明をしに来ました。
連れていかれた場所は、たくさんの食材が並べられた棚のまえ。
そこで”ボウル”と”トング”を渡されます。
どうやら、自分で好きなトッピングを選ぶようです。
店員さんと話して理解したところでは、トッピングは、何種類選んでもOKということ。
価格は、あくまでグラム数で決まるようです。
余談ですが、試しに「鴨血」を指さして、店員さんに「これ何?」って訊いてみたら、「牛肉」って答えてました。
(日本人だと思って、テキトーに答えてんじゃねーよ。)
<③選ぶ恐怖>
ちなみに、トッピングは30種類以上!!
豆もやし、タケノコ、チンゲン菜、長ネギ、レタス、ナス、ほうれん草、ニラ、春菊、レンコン、小松菜、高菜、青ネギ、水菜、パクチー、玉ねぎ、キャベツ、トマト、白菜、さつまいも、ブロッコリー、アブラナ、えのき、肉団子、わかめ、スパム、エリンギ、ウィンナー、昆布、ハチノス、しめじ、豚バラ、ホタテ、鴨血、まいたけ、羊肉、いか、センマイ、しいたけ、ベーコン、あさり、牛肉、きくらげ、鶏肉、エビ、うずらの卵、豆腐皮、イカ団子、お麩、とろろ昆布、豆腐、カニカマ、角煮、海老餃子、湯葉、えび団子、味付け玉子、ワンタン、スライスお餅、ちくわ、生卵、キムチ、がんもどき、チーズ、厚揚げ、セロリ餃子、油揚げ、高野豆腐、モッツァレラチーズ。
麺に至っても、はるさめ麺、ビーフン、こんにゃく麺、とうもろこし麺、牛筋麺、中華麺とあります。
これだけのトッピングがあると、何をどう選んだらよいのか、分からないですね。
(それにしても、棚に並べられた食材のむき出し加減が、すごい・・・)
半ば、やけくそ気味に適当に選んで、食材をボウルの中に入れていきます。
どうせだから、麺も全種類入れよう♪
なんだか、だんだんと楽しくなってきた。(棒)
ずっしりと重たくなっていくボウル・・・
<④価格が分からない恐怖>
ふと、思った。
一体、いまいくら!?
慌てて計量してもらうと、”529.2g”。
100g=400円だから・・・
2000円オーバー!?
ご安心ください。店員さんの説明では、オープン記念価格で、今は100g=200円なのだそうです。
なので、ざっくり1000円ぐらいですね。
そんなわけで、これで注文を完了です。
席で待っていると、土鍋に入った麻辣湯が運ばれてきました。
それにしても浮いている”アク”の量が凄いです。
スープには、30種類以上のスパイスが入っているそうで、花椒や山椒の香り、唐辛子の辛味があります。
適当に食材が放り込まれていますが、スパイスが強く効いているので、臭みや雑味は感じません。
逆に言えば、どんな食材を入れても、ほぼ同じ、スパイシーな味になるように思います。
麺も、いろんな種類を入れたので、ごった返した感じになりましたが、けっこう楽しめました。
お会計をお願いすると、1,040円。
しかし、本来であれば2,080円ということになるので、背筋がゾクゾクっとなりました。
⑤背筋がゾクゾクっとする恐怖。
満足度:★★★☆☆
店名:麻辣湯八寶(パーパオ) 八王子
所在地:東京都八王子市中町9-7 ジーヒルズ中町
ジャンル:麻辣湯
麺:はるさめ麺、ビーフン、こんにゃく麺、とうもろこし麺、牛筋麺、中華麺
最寄駅:JR八王子駅北口
営業時間:
(通し営業)11:00~23:30
定休日:なし
オープン日:2023年10月17日
駐車場:なし
禁煙・喫煙:禁煙
座席数:24席(店外席あり)
備考:中国四川省が発祥とされる料理です。薬膳も含まれているので、健康にも良いとされる。30種類以上の具材を自由にカスタマイズできるところが、本国でうけている。