限定「１８周年記念らーめん（醤油）」１２００円＋「鰹本枯節削りたてごはん」３００円＠らーめん楓

＜２０２１年２９０杯目＞

人生には”まさか”ということが、ふいに訪れるこることがある。

職場で仕事をしていると、頭の上からポツリ、ポツリを水滴が落ちてきた。

天井を見ると、ダウンライトの穴の隙間から水滴が落ちていた。

最初は、ポツリ・・・ポツリ、と落ちて来ていたものが、その間隔が段々と短くなり、ついにはツーーーッと流れ落ちてくるまでになった。

一瞬何が起こっているのか分からずに、慌てた。

とりあえず、近くにあった容器を水滴の落ちている真下にあてがうと、水がどんどんと溜まっていく・・・。

溜まっていく水をよく見ると、ちょっと黄色い。

そこでハッと気が付いた。ちょうど真上のあたりが共用トイレの場所だ！

急いで２階に上がって確認すると、詰まったトイレから水が流れ出ていた。

・・・大変でした。

水漏れの被害の話は良く聞きますが、まさか自分の身に降りかかってくるとは思いも寄りませんでした。

もちろん、かなり落ち込みました。

思わぬ被害に落ち込んだのはもちろんですが・・・今日は楓の１８周年記念イベントの日。

１５時までは、大将とスマイルマネージャーも久々に居るというではありませんか！

こんな大事な日に限って・・・

急いでお店に向かいましたが、お店に着いた時には１５時を大幅に過ぎてしまっていました。

店頭には、贈られたお祝いのお花が飾られています。

ボードには、１８周年記念の内容が記されています。

”醤油”か”塩”か選べ、オイルは”牡蠣””岩中豚背脂””燻製オイル”から選べます。

その組み合わせ、なんと６種類！！

（どれも美味しそうで、とてもじゃないけど選べません！）

サイドメニューも「牡蠣炊きこみごはん」「吊るし焼き岩中豚バラごはん」「甲斐路軍鶏炭火焼ごはん」「鰹本枯節削りたてごはん」と目移りしそうなラインナップです！

お店に入ると、やはり、大将、楓の店長、スマイルマネージャーともに不在でした。

遅くなってしまった私が悪いので仕方がありませんが、せっかくの機会でしたのに、少し寂しい気も・・・。

注文は「１８周年記念らーめん（醤油）」に”燻製”オイルで頂くことに決めました。

唯一残っていた「鰹本枯節削りたてごはん」も合わせて注文です。

しばらく待ってラーメンの着丼です。

具は、チャーシューが２種、穂先メンマ、味玉、九条ネギが盛り付けられています。

スープからは、燻製オイルの香りが立ち上っています。とても良い香りです♪

本来のスープの豊潤な香りに、重厚な燻製の香りが重なっています。

チャーシューは、甲斐軍鶏炭火焼のチャーシューと吊るし焼き岩中豚バラのチャーシューです。

甲斐軍鶏は、ものすごい弾力です。噛み応えのある肉に、濃厚な旨味が隠されています。

岩中豚バラは、脂がのっていて、口の中で脂がとろけるよう。このとろけるような質感は格別です。

スープには、甲斐軍鶏の丸鶏を使用しているとのこと。

レンゲで啜るたびに、舌の先から全身の至るまで、心地よい旨味が広がっていくようです。

舌を潤し、余韻として残る後味・・・

そして、あまりあるほどに優美で優しい味わい！

麺は、”春よ恋”と”はるきらり”を使用した、自家製ブレンド平打ち麺です。

お箸で持ち上げてみると、しなやかに流れる様な麺はスープを魅惑的に纏い、ひそやかな輝きを放っています。

「鰹本枯節削りたてごはん」は、提供直前に、削りたての鰹節をご飯に載せたものです。

”生揚げ醤油”も一緒に提供してくださるので、お好みに応じて、醤油を掛けて頂きます。

削りたての本枯節ですので、その馥郁たる香りが堪りません！

醤油を数滴垂らして食べても十分に美味しいのですが、やはりスープと合わせて食べるのが絶品です♪

ふと、周りを見渡すと、幸せの空気が、お店の中を包み込むように立ち込めていました。

楓のラーメンは、いつものありふれた日常に奇跡をもたらしてくれた。

私も、すっかり満足し切って、帰ろうとしたとき・・・

本日２回目の”まさか”が起こった！

振り返ると、そこには楓の大将とスマイルマネージャーが立っていた。

人生には”まさか”ということが、ふいに訪れるこることがある。

満足度：★★★★★