限定「シークアーサー海老担々麺」１１００円＋「パクチー」１５０円＋「中辛」５０円＋「半ライス」１００円＠口樂

＜２０２１年５４杯目＞

「口樂」に食べに行こうと思って、八王子駅の方から野猿街道を上って行こうとしたら大渋滞・・・。

こういう状況だと「緊急事態宣言」を発令していること自体が、もう”緊急事態”だよね。

さて、道路が混雑していて予定よりだいぶ時間がかかってしまいましたが、お店に着くと、雨天にも関わらず、店頭には４人の待ち客が。

お昼のピークは疾うに過ぎているというのに、私の後からもお客さんが次々にやってきて凄い人気ぶりです。

今回のお目当ては限定の「シークアーサー海老担々麺」１１００円です。

店主オススメという”辛さ増し””パクチー””ライス”も合わせて注文です。

合わせて１４００円となって、なかなかの価格です。

これで、ぬるいラーメンが出て来ようものなら、私、本当に怒りますよ！！

しばらく待ってラーメンの着丼です。

具は、チャーシュー（２種）、挽肉、海老、海苔（３枚）、小松菜、刻み玉ネギ、ナルト、トッピングのパクチー、など豪勢です。

色とりどりの食材が散りばめられたドンブリの中の豊穣は、あたかも地上の楽園のようでもある。

「ライス」を注文すると、「海苔」がサービスで付いてきます。これは”ライスといっしょに食べろ！”という店主からの暗黙のメッセージでしょう♪

早速、スープから頂いてみます。

「シークアーサー」が入っているということで、酸味が強いスープだと嫌だなと思っていましたが、何の事はない、ぜんぜん酸っぱ味はなく、爽やかな柑橘系の風味がふわっと香り、非常に心地よい。

そして、表面を覆う海老油が、密度の異なる美味しそうな匂いを放っています。

スープを口の中に含むと、何層にも集積された旨味の束が、味覚中枢をズドンと刺激する！

トッピングで乗っている海老は紹興酒で漬けてあり、皮が薄いので、そのまま食べることが出来ます。

絶妙の味わいで思わず溜め息が出る程。

風味にクセがあるので好みの分かれる香草、パクチーもいっしょにパリパリと。

辛さも程よく絶妙。

挽肉は、濃い目の味付けで、スープに混ざって行くことで、コクが増し、更にスープに力強さが増していきます。

もちろん、海苔をスープにヒタヒタと泳がせ、たっぷりとスープを吸わせライスを巻いて食べると、これがまた旨い！

これは作り手としては、絶対に食べさせたい組み合わせだろうと想像します。

最後の方になると、スープの底に挽肉や刻み玉ネギなどが溜まっているので、ライスに合わせて頂きました。

食べ終わると同時に、私は、この素晴らしいラーメンを作りだした店主に平伏した。王の前に跪く、家来のように・・・。

そして、”本当に怒りますよ！”と息巻いていた未熟な自分を、恥じた。

満足度：★★★★★