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JR八王子駅(北口)周辺のラーメン 醤油ラーメン

「薄口煮干鰮味玉らーめん」1100円+「カレー丼」350円@煮干鰮らーめん 圓

更新日:

<2020年42杯目>

今日は初代店主田中氏が引退し、3月1日より2代目店主町田氏の新体制へと移行した「煮干鰮らーめん 圓」に行って来ました。

ラーメン仲間からは色んな情報は入ってきますし、写真を見る限りでは今までの「圓」のラーメンとは、かけ離れたラーメンであることは一目瞭然ではあるのですが、食べに行かないわけにもいかないので早速訪問です。

お店に着くと店頭には、三河屋製麺の麺箱が積まれていました。

自家製麺は「圓」のアイデンティティーだったのですが、事情は分かりませんが、少なくとも麺は今までの「圓」とは別の路線をを歩むようです。

自家製麺ともなると体力的な負担なども大きくなるので仕方ない面もあるのかもしれませんが、「圓」ならではのあの麺が食べれなくなるのは残念です。

営業時間は若干変更になりました。

営業時間:
(昼の部)11:00~15:00
(夜の部)17:00~22:00
※毎月第1日曜日のみ20:00閉店
定休日:なし

お店に入って左側に写真入りのメニューが貼ってあります。

右側に券売機。左上に「濃口醤油」のボタンが設置されていますが、町田氏は「圓」に食べに来ると必ず「濃口醤油」を食べていたそうなので、やっぱりこの配置になるのかという感じです。

中身が全く変わってしまっているので、単純な比較は出来ませんが、価格は「薄口煮干鰮らーめん」880円→950円と値上がりしました。

誤解のないように初めに断っておくと、個人的にはその値段に見合う価値のあるラーメンであれば一杯5000円だろうが10000円だろうが払ってもよいと思っています。

今回は写真の味玉が美味しそうだったので、「薄口煮干鰮味玉らーめん」1100円と美味しかった「ブタカレー」を思い出して「カレー丼」350円を注文しました。

ちなみに、以前の価格設定であれば、あと50円足すと1150円でトッピングが2倍になる「”特製”煮干らーめん薄口醤油」が食べれました。

果たして1100円の価値に見合うラーメンが出てくるのか、とても楽しみです♪

券売機の横には”ご注文にあたって”の説明書きが貼ってありました。

・2種類のこだわり麺

当店では北海道産小麦100%に拘り、卵をたっぷりと練り込み水分を低く抑えた細麺と、水分をしっかり回して手もみで仕上げた太麺の2種類をご用意しています。

・麺の変更が可能

濃口煮干鰮らーめんと薄口煮干鰮らーめんには細麺、背脂煮干鰮らーめんとつけ麺には太麺を標準仕様としておりますが、お好みに応じてお客様のご要望に応じて変更することも可能ですのでお気軽にお申し付けください。

・つけ麺は味の変更が可能

つけ麺は背脂煮干鰮を標準仕様としておりますが。
濃口煮干鰮・薄口煮干鰮への変更も可能です。

上記の他、トッピング等様々なメニューをご用意しておりますのでお好みに合わせてお召し上がりください。
店長一推は、薄口煮干鰮つけ麺細麺ネギチャーシュー増しです。

店内は今まで通り。

壁には、握手している初代店主田中氏と2代目店主町田氏、それに店長の宮下氏の写真が飾られていました。

卓上調味料は、いままで同様に胡椒のみ置いてあります。

しばらく待ってラーメンの着丼です。

具は、チャーシュー、メンマ、海苔、クキワカメ、トッピングの味玉です。

以前の「圓」のラーメンの芸術的な盛り付け、トッピングの配置、色彩に比べるとどうしても見劣りしてしまいます。

そして、この時点で既に以前の「圓」のラーメンを継承していこうという考えが全くないのだということはハッキリと分かります。

 

スープは、厳選した九十九里産カタクチイワシを大量に使用して炊いています。

同じ煮干しスープでも、以前のような煮干しのエッセンスを凝縮したような強烈なインパクトやキレのあるクリアな煮干し感は影を潜め、煮干し臭さや雑味も少々感じます。

残念ながら以前のスープのクオリティーには遠く及びませんでした。

新たに加わったキクワカメはコリコリとした食感は面白いのですが、少し癖があるのでスープの風味を壊してしまっています。

これは苦手な人も結構いると思います。チャレンジといえばチャレンジではあるのですが・・・。

 

写真で見ると焦げ茶色で艶やかな味玉。見た目は「圓」で提供されていた味玉っぽいと期待していましたが蓋を開けてみると普通のどこにでもある味玉でした。

美味しいですが、「圓」の芸術的な味玉と比べてしまうと、どうしても見劣りしてしまいます。

チャーシューは、大判チャーシュー。まずまず美味しいです。

麺は、三河屋製麺の麺を使用。もちろん、専門業者に頼むのがいけないわけではありませんが、初代店主の拘って打っていた自家製麺には敵いません。

やはり全てにおいて完璧に拘り抜いて、麺、スープ、トッピングと一体感をもっていた以前の初代店主のラーメンと比べるとその完成度には歴然とした差がありました。

「カレー丼」は、どんなカレー丼が出てくるのか、単純に興味がありました。チキンカレーです。

以前のブタカレーが神がかっていたので、それと比べてしまうと酷かもしれません・・・。

食べ終わってみると「無念」という二文字が心に浮かびます。

厳しい言い方になってしまうかもしれませんが、感情論は抜きにしてあくまで客観的に見ても、初代店主のラーメンと比較すると、優っているところどころか同等に評価できるところは一つもありませんでした。

少なくとも、私はそう感じました。

「圓」として見ると、どうしても厳しい評価になってしまいますが、フォローしておくと普通のラーメン店としてみれば十分に美味しいラーメンを提供されているとは思います。

ただ、やはり本質的な部分で、ラーメンに対するスタンスが初代店主と2代目店主とではまるで違うように感じました。

端的に言えば、初代店主が「職人」だとすれば、2代目店主は「経営者」なのかもしれません。(どちらが良いとか悪いとかいうことではありません。)

ここまで以前のラーメンからかけ離れたラーメンで、しかも、初代店主のラーメンに遠く及ばないラーメンを提供されるぐらいなら「圓」の店名は引き継がないで「鏡花 八王子支店」とでもしてくれてた方が既存のファンには受け入れられたかもしれません。

湧きおこる失意や落胆。

ラーメンを食べ終わってお店を出るとき、私はとてつもなく大きな喪失感に捕らわれていました。

満足度:-----

【店舗情報】
店名:煮干鰮らーめん 圓
所在地:東京都八王子市横山町21-21
ジャンル:煮干しラーメン
麺:三河屋製麺
最寄駅:JR八王子駅北口
営業時間:
(昼の部)11:00~15:00
(夜の部)17:00~22:00
※毎月第1日曜日のみ20:00閉店
定休日:なし
オープン日:2009年5月23日
駐車場:無(近隣にコインパーキング、有り。)
禁煙・喫煙:完全禁煙
Twitter:https://twitter.com/niboshiiwashi
座席数:カウンターのみ7席
備考:2009年2月に閉店した町田の「勇次」が移転リニューアル
主な受賞歴:
食べログ東京ラーメンランキング第3位(2016年10月時点)
TRY2015年度名店部門(しょう油)第10位、TRY2017年度名店部門にぼし優秀賞。2019年10月より消費増税の為値上げ。
2020年2月26日田中店主引退。2020年3月1日より2代目町田店主(鏡花)体制スタート→メニュー改変、価格改定。

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