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「戦慄の蛤煮干らぁ麺」900円+「蛤炊き込みご飯」300円@ハイデンコッコFACTORY 戦慄のワコマチカ

更新日:

<2025年300杯目>

ワコマチカさんが逝去されたとの報告を目にしたとき、”嘘だろ!”という戦慄が、全身を走りました。

そして悲鳴のような感情が湧きおこり、胸が締めつけられました。

元気に厨房に戻ってこられると信じて疑いませんでしたので、いまだに実感がありません。

いまもふと、ワコマチカさんの声が聞こえてきそうな気さえしてきます・・・

現在は、ワコマチカさんのご主人である”ワコ旦那”が、暖簾を守るべく、土・日の昼限定で、営業を再開されています。

本日は”ワコ息子”も助っ人で、厨房に入ります。

もっともお辛いはずのワコファミリーが、ワコマチカさんの遺志を継いで頑張られている姿に、ファミリーの強い絆を感じます。

私に何が出来るわけではありませんが、ラーメンを食べに行くことぐらいは出来るのかなと思い、今日は訪問しました。

お店に入ると、ワコ旦那とワコ息子が静かに厨房に立ち、お店にはこれまでと変わらぬ温かな空気が流れていました。

”小泉さん席”が空いていたので、そちらに座ります。

今回は、メニューの中から「戦慄の蛤煮干らぁ麺」と気まぐれ限定「蛤炊き込みご飯」を注文です。

トッピングの低温チャーシューは、そのしっとりとした食感が特徴です。

低温でじっくり火を入れることで、ふわりと柔らかく、そのまま、そっと舌に寄り添うようです。

自家製の蛤煮干を丁寧に炊き上げ、その旨味を羅臼昆布がふくよかに受け止めたスープは、透き通るようでありながら奥行きが深く、清々しい風味をたたえています。

そこに重なる醤油ダレの切れ味が実に鮮やかで、ひと筋の光のようにスープ全体を引き締め、蛤油のまろやかなコクが後からふんわりと包み込みます。

そして、このスープに合わせられるのがザックザクとした歯切れの良い細麺。

箸で持ち上げた瞬間にふわりと湯気が立ちのぼり、麺にまとった蛤の香りが鼻先をくすぐります。

「蛤炊き込みご飯」は、味付けは控えめです。

スープと合わせることで、その美味しさを最大限に発揮するように計算されています。

蛤スープと調和した味わいが、口の中で静かに、しかし確かな存在感を持って広がっていきます。

スープ割は”しじみ”で、こちらも実に美味しかったです。

全体を通して、インパクトに頼らず、素材の力と丁寧な仕事だけで深い満足感を残す一杯です。

蛤の旨味をここまで多層的に表現できるラーメンはそう多くありません。

ところで、ワコマチカさんの生前に、私はワコマチカさんと、ある約束をしていました。

しかし、その約束を果たす機会を、もはや永遠に逸してしまいました。

そんな無念の思いが、小さな痛みとともに私の胸に残った。

満足度:★★★★☆

【店舗情報】
店名:ハイデンコッコFACTORY 戦慄のワコマチカ
所在地:東京都八王子市千人町2-16-6
ジャンル:蛤煮干/汐上湯、など
麺:自家製麺/村上朝日製麺所
最寄駅:JR中央線西八王子駅
営業時間:
[土・日のみ]
(昼の部)11:00~15:00
定休日:月~金
オープン日:2022年12月12日
駐車場:なし(近くにコインPあり)
禁煙・喫煙:禁煙
座席数:カウンターのみ7席
X:https://x.com/wakomachika
備考:女性店主(ワコマチカさん)のお店。ハイデン.コッコFACTORY直系店(5年間、修業された方の独立店)。2023年10月1日、しばらくの休業から再開。2025年11月25日、店主ご逝去の報。現在はご主人、ワコ旦那が暖簾を守っています。

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