<2024年258杯目>
庶民の食を代表するラーメン。
元々は貧しい者が口にする食べ物とされていたが、時が経ち、庶民の日常を活気づける美味しさとなった。
そして今や、ラーメンとは、日常の贅沢である。
2024年12月1日
「21stAnniversary らーめん楓」
メニュー表を見て、驚いた。
ラーメン作りに妥協をせず、完璧を目指せば目指すほど、作品は美味しさと輝きを増していきます。
しかし、当然のことながら価格も増していきます。
他店の”特製らーめん”2杯分だな・・・と思いながら、最高の一杯を求め「地蛤と地鶏と鴨の中華そば」2500円を注文しました。
サイドメニューは、迷いましたが「吊るし焼き黒豚バラ丼」600円を選びました。
せっかくのアニバーサリーというのに、お店には大将も、店長の姿もなく、少し寂しい気持ちに・・・
しかし、お客さんとして駆けつけてきた楓元店長の「麺庭つむぎ」戸館氏や宮下氏にお会いできて、落ちていた気分も盛り上がりました。
さて、ラーメンが運ばれてきました。
トッピングは、黒豚肩ロース、黒豚バラ、紀州鴨ロース、味玉、ワンタン2個、メンマ、九条ネギ、です。
さらに、「地蛤と地鶏と鴨の中華そば」には、”地蛤”が乗って来て、貝出汁がプラスされます。
スープには、比内地鶏、名古屋コーチン、紀州鴨などを贅沢に使用しています。
澄んだスープは、輪郭が冴え冴えとしていて、口元にはやさしく鋭敏。
繊細な香りは、強いのに、丸みがあり、深みのある複雑な風味が見事に調和しています。
麺は、北海道産「春よ恋」、岩手県産「もち姫」に国産ライ麦粉を合わせた多加水の平打ち細麺です。
スープを纏うと、まさに輝きの絶頂に達して燦然たるきらめきを放っています。
「吊るし焼き黒豚バラ丼」
山葵醤油タレで味付けされていて、自家製のゆず胡椒が添えられています。
上品な甘味のある味づけて、脳みそがとろけそうなほどの美味しさです。
幸せな時間であった。
そうしていた時間は永遠だったかもしれない。
あるいは一瞬のことだったのだろうか。
満足度:★★★★☆
店名:らーめん楓
ジャンル:ALL/限定
麺:自家製麺
所在地:東京都八王子市大和田町5-10-1
最寄駅:京王八王子駅/八高線北八王子駅
営業時間
(昼の部)11:00~15:00(LO14:45)
(夜の部)17:30~22:00(LO21:45)
※土日祝は、11:00~22:00(LO21:45)
定休日:なし
駐車場:有(店舗前に6台)
禁煙・喫煙:完全禁煙
座席数:18席(カウンター10席、テーブル4席×2)
オープン日:2003年12月1日
HP:https://ramenkaede.com/
X:https://x.com/ramenkaede
備考:無化調、国産小麦100%使用。2020年4月1日よりメニュー全面改訂。