<2021年105杯目>
今日はオープンしてからちょうど1周年を迎えた「麺笑巧真」に行って参りました。
思えば、昨年の5月7日は緊急事態宣言の真っただ中でした。
そして1周年を迎えた本日も緊急事態宣言の最中という・・・
このことがとても不憫に思い、胸の奥がズキンと痛んだ。
願わくば、1周年を気持ちよい状況の中で、お祝いして上げたかった。
もっとも、店主本人は超ポジティブシンキングですので、あるがままの現実を受け入れ、仕事に対して至って前向きです。
まだまだお若いのに『立派』としかいいようがありません!
さて、お店に入って券売機を確認です。
せっかくの1周年ですから”特製”でも・・・と思っていましたが、なんと!「焼豚丼」が、あるじゃないですか!?
実は、1年も経つというのに、私はまだ「焼豚丼」を食べたことがありません。(いつも売り切れでした。)
そんなわけで、急遽「醤油らーめん」650円と「焼豚丼」350円の組み合わせで頂くことに決めました。
ラーメン自体が650円とお手頃価格ですので、焼豚丼を合わせても1000円で収まるところが地味に嬉しいです。
しばらく待ってラーメンの着丼です。
具は、チャーシュー、メンマ、ネギ、味玉です。味玉は1周年記念ということで特別に入れてくれたのかも♪
スープの表面にはネギ油が浮かびます。照明があたって輝いています。
このスープから立ち昇るネギ油の良い香りが食欲を、より一層掻き立てます。
チャーシューは低温調理されたもの。ジューシーで、噛むと肉の自然な甘味が溢れ出します。
濁りのあるスープは、旨味、甘味、深い風味があり、それらがお互いの良さを引き立て合い、混然一体となっています。
”旨い!”。一瞬、時間が止まったかと思った。
そして麺笑巧真といえば、綺麗に整った麺。
コシ、喉越し、スープとのバランスともに抜群!
これほどのラーメンが、コロナ禍の不遇な運命の中から紡ぎ出されたのかと思うと感慨深いものがありました。
仕上げは、待ちに待った「焼豚丼」です。
ジューシーな焼豚がこれでもかと乗っています。
胡椒に合わせて、岩塩?も振られていて、塩味にキレがあります。肉の甘味と絶妙に絡み合います。
スープと合わせても美味しいですね。
しみじみと美味しさを噛み締める一杯です。
コロナ禍という不遇の時勢において、こうして皆に愛されるお店を続けてこれたというのは、店主の”ラーメンで人を幸せにしたい”という強い想いと”地元への感謝”の気持ちが、彼の中で輝きを失わなかったからだ、と思わずにはいられません。
満足度:★★★★★
【店舗情報】
店名:麺笑巧真(メンショウ タクマ)
所在地:東京都八王子市明神町4-12-2
ジャンル:醤油ラーメン/塩ラーメン
麺:赤池製麺
最寄駅:京王線八王子駅
営業時間:
(昼の部)11:00~15:00
(夜の部)17:00~20:00
※土曜日、祝日は11:00~16:00
※2020年6月1日より営業時間変更
※コロナの影響で営業時間が変更になる場合があります
定休日:日曜日
オープン日:2020年5月7日
駐車場:なし(2軒隣りにコインPあり)
禁煙・喫煙:禁煙
座席数:カウンターのみ10席
※オープン時は、5~6席に減らして営業
Twitter:https://twitter.com/1pRZjVne9rVNecH
備考:「菜光」跡地にオープン。実家は八王子ラーメンの老舗人気店「吾衛門」。修業先は調布市の名店「柴崎亭」という生粋のサラブレット!2020年~21年TRY新人賞受賞。