「薄口煮干鰮特製らーめん」１５００円＠２代目 煮干鰮らーめん 圓

＜２０２０年１４０杯目＞

今日は２０２０年３月１日より２代目に変わった「２代目 煮干鰮らーめん 圓」に行って来ました。

オープン直後の出来栄えは誠に残念な内容でしたが、オープン直後はまだ味が定まっていないなど様々な要因も考えられます。

ちょうどオープンから３か月以上経ちましたし、そろそろ味の調整も煮詰まって程よい頃合いかと思い訪問致しました。

ラーメン仲間の間では「スープは大分良くなってきている。」との感想が伝わってきていましたので、とても楽しみです♪

お店に着くと２代目圓におかれましても、しっかりとコロナ感染予防対策を施しておりました。入口のドアに注意書きが貼ってあります。

＜お店の対応＞

１．換気の確保
２．アルコール除菌
３．従業員のマスク着用

＜お客様への協力要請＞

１．座席数の削減
２．入店人数の制限
３．入店時の消毒
４．ドア、ダクトの開放

しっかりと”２代目 圓”と記載してほしいところです。

テイクアウトメニューもやってます。「背油煮干し油そば」９００円。新メニューだそうです。油そばにしては強気な価格設定です。

店内に入って消毒液を探すと、トイレのドアのところにスプレーボトルが置かれていました。分かりづらかったので入口のところに置くとか、もうちょっと分かりやすい場所に置いた方が親切ですね。

もっと言えば、こういう時期なのでアルコール除菌と察することは出来ますが、「アルコール除菌液」とか「手指を消毒してください。」とか、ちょっとした説明書きぐらいは提示しておいた方が良いように思います。

さて、券売機を確認します。

基本の「濃口煮干鰮らーめん」で９５０円です。”特製”ともなると「濃口煮干鰮特製らーめん」１５００円です。確かに、巷で言われている様に、一般的なラーメンとしては高いなと感じます。

もっとも、実際に食べてみたら”これで１５００円は安すぎ！”ということもあり得ます。そう考えると、１５００円のラーメンってどんなの？とワクワク感が止まりません！

そんなわけで、今回は「薄口煮干鰮特製らーめん」１５００円を頂くことに決めました。

ちなみに、初代圓の「特製煮干しらーめん」はこちらです。

長らく９８０円で販売されており、昨年の消費増税のタイミングで１１５０円に値上げされましたが、その当時、店主が「値上げしてしまって申し訳ない・・・。」と、申し訳なさそうに語っておられた姿が今でも目に焼き付いております。

さて、しばらく待ってラーメンの着丼です。

具は、チャーシュー２枚、ネギチャーシュー、メンマ、クキワカメ、味玉、海苔、です。

正直な話、見た目に美しくないですね。”特製”だからと何でもかんでも突っ込めば良いというものじゃないように思います。

スープも見るからに、白茶けていて薄そうな色合いです。

年間何百杯もラーメンを食べていると、見た目だけでもある程度、そのラーメンの良し悪しは判断できるようになってきます。

パッと見で、あまり期待できないなと思いましたが、食べてみたら意外と絶品かもしれません！

期待を込めてスープを啜ってみましたが、やはり見た目から予想した通りで、スープに深みがありません。そして、オープン当時と同様に煮干しの雑味がかなり出ていました。雰囲気はある程度出ています。

更に輪をかけて、ネギチャーシューがいけません。ネギのアクが強すぎてしまって繊細なスープの味わいを殺してしまっている様に思います。

その辺の並のラーメンならともかく”圓”のラーメンともなると、この組み合わせは致命的に思います。

前回食べたときにも書きましたが、キクワカメは個人的には好みではありません。スープに合わないです。

基本的に初代圓のラーメンには、不要なトッピングは乗って居ませんでしたし、乗って居るトッピングには、必ず意味がありました。そして、それが分かりやすいほどに素人の私にも伝わってきました。

初代と２代目の間には、ラーメンに対する姿勢に圧倒的な隔たりがあるように感じました。

せっかく圓の名前を引き継いでいただいたのに、そのあたりがラーメンからまったく伝わってこないのがとても残念でなりません。

今回かなり期待して久々に訪問させて頂きましたが、２代目のこのラーメンの出来栄えには、やはり残念としか言いようがありませんでした。

偉そうに書き連ねてきましたが、馬鹿正直ににしか書けないので、すみません。正直な感想です。

満足度：★★☆☆☆