限定「八王子みんみんチャーシューメン」８５０円＠らあめん花月嵐 京王八王子店

＜２０１８年１２８杯目＞

今日は期間限定「八王子みんみんラーメン」を食べにらあめん花月嵐 京王八王子店に行って来ました。

みんみんラーメンは昭和５７年創業の八王子ラーメンを代表する老舗ラーメン店ですから、八王子のラーメンファンならその完成度（再現度）が気になるところです。

その完成度を諮るにあたって、私一人では心もとないので八王子のラーメンを長年食べ歩いてこられた有志の皆様と、みんみんラーメンを知り尽くしたスペシャル講師をお招きして意見交換を行ってきました。

お店に到着すると、大きなタペストリーが店頭に掲げられております。”褐色色の醤油スープと刻み玉ねぎの個性的なハーモニー！！”。期待が膨らみます。

ちなみに「京王八王子店」は先行販売店なので２５日（金）から先行販売が行われていますが、一般的には６月６日（水）から販売開始となりますのでご注意ください。

店内に入り、券売機を確認すると左側の方にボタンが設置されています。メニューは２種類「八王子みんみんラーメン」６５０円と「八王子みんみんチャーシューメン」８５０円です。

「みんみん」では、ラーメン（並）が５５０円、チャーシューメン（バラ）が８００円なので、それぞれ５０円～１００円高い価格設定です。このあたりのところもしっかりと再現してほしかったですね！（笑）

さて、席に着いてしばらく待ってラーメンが運ばれてきました。
具は、チャーシュー５枚、メンマ、海苔、刻み玉ネギ、です。

ちなみに、こちらが本家「みんみん」のバラチャーシューメンです。

見てもらえば分かるように”見た目”からして、もうアウトですね。
（あえて劣った様に作っているのかもしれませんが。）

褐色色とは程遠い濁ったスープに本来ならスープの表面を覆っている透明なラードの層は見受けられません。

バラチャーシューは一回りも二回りも小ぶりで、見比べてもらえば分かるようにインパクトがぜんぜんありません。しかもデフォで２枚乗っているので、３枚追加で（チャーシューの出来を考えると）＋２００円アップは高過ぎに思います。

さらに、この散らかしたような刻み玉ネギの盛り付け方は何でしょうか・・・。そもそも「みんみん」では、手切りと機会切りの２種類の刻み玉ネギを織り交ぜているのが特徴の一つなのに、その最大の特徴も再現されていません。

さらに言えば、これはおそらく盛り付けミスだと思われますが、メンマがチャーシューの下に潜ってしまっています。本家のみんみんのチャーシューメンでもＰＯＰの写真でもメンマはチャーシューの上に乗せられて、顔をだしているのですがこちらは見えません。一瞬、メンマが入っていないのかと勘違いするぐらいでした。

お味はというと、醤油がちょっと効きすぎてしょっぱいです。醤油の味を立たせて本家の味に近づけようとしたきらいがありますが、全体的に味がぼやっとしていて、本家のキレのある醤油感とはかけ離れています。多分、八王子ラーメンと意識していなかったら普通の醤油ラーメンかなと思いそうです。

麺は、中細ストレート麺でやや黄色っぽい色合いなどは、割と再現できているかなと思いますが、実際に啜ってみると圧倒的にコシが足りません。

ちなみに、先日みんみんで女将さんに話を伺ったところ、麺は比較的再現できていたとおっしゃられていましたが、私的には程遠く感じました。

さて、チャーシューメンといえば、ライスと合わせたところも試してみたいところでしたので、ライスとバラチャーシューを合わせて食べてみました。

せっかくのバラチャーシューなのに脂身のコッテリ感が皆無で肉質はパサパサ感が勝りました。イマイチでした。

いつもならスープまであっという間に飲み干す勢いですが、ちょっとしょっぱい感じなので最後の方は少々キツイ感じでした。

今回の八王子ラーメンコラボは個人的には”別物”と考えた方がよろしいかと存じますが、大手チェーン店が有名店を再現しようとするとどんな感じになるのか興味は尽きませんので、そういう方にはぜひ一度試してみてもらいたいなと思います。
（正直なところチェーン店という制約があったとしてももうちょっと再現できなかったのかと・・・。）

先行販売初日ということで、まだまだオペレーション的に慣れていなかったところもあるかもしれませんので、本リリースの際には今よりもずっと良くなっているかもしれません♪

貴重な意見を頂戴した有志の皆様方や忙しい合間を縫ってご参加頂いた特別講師の某店主にはこの場をお借りして御礼申し上げたいと思います。

再現度：★☆☆☆☆