<2020年97~98杯目>
今日は八王子市下柚木にあるラーメン店「野猿口樂」に行って来ました。
工事の都合でしばらく休業していたようですが、ようやく営業を再開されたようです。
お店に着くと、お店の表口が木の枠で覆われて小洒落た感じになっています。
以前と比べると一目瞭然です。
以前は店主の放つ殺気とも相まって「この門をくぐる者は一切の希望を捨てよ」ぐらいの雰囲気でしたが、シックで温かみのある佇まいに変貌していました!
異様なテンションでドキドキしながら店内に入ると、ある種の衝撃的な空間が広がって居ました!
今までの冷たく殺伐とした雰囲気はなく、木目調でシャレオツな店内。暖色系の優しく安らぐ照明。
カウンター上の棚にはスパイスの詰まった瓶が並べられています。
壁には、POPなオブジェが飾られています。ところどころ店主の趣味も垣間見えます♪
給水器周りも綺麗に整われて、今までとは見違えるようです。
さらに驚いたのは助手が入って、2人態勢になっていました。とても物腰の柔らかい接客です。
店主も気持ちにゆとりが出てきたのか、とてもにこやかな表情。狷介な店主が奇跡的に今変わろうとしている!
やるかやられるかといった殺伐とした雰囲気は鳴りを潜め、ホスピタリティーで溢れています。
券売機を見て、さらに驚きました。
POPに”豚”や”煮干し”の絵が描かれているではありませんか。
私の知っている口樂といえば、こんな感じのPOPのはず!(笑)
あまりにもの変貌ぶりに、あっけに取られて夢でも見ているんじゃないかというぐらいの面持です。
世の中にはドラマのような出来事もあるもんだと、私はちょっと感動してしまいました。
気を取り戻してメニューを確認します。
POPにあった”煮干し”or”豚”というのを探します。ボタンの位置が分かりづらかったので、青線でマークしておきました。
「豚」と書かれたシールが貼ってあるところです。
今回は「特製鯵煮干そば(並)」1000円を頂くことにしました。
しばらく待ってラーメンの着丼です。
具は、豚バラチャーシュー、鶏チャーシュー、海苔、岩海苔、ホウレン草、味玉、ナルト、ネギです。
”特製”だと、チャーシュー増し、海苔増し、味玉増しになるようです。
チャーシューは表面をカリッと香ばしく焼かれており旨いです。鶏チャーシューは味付けがされており、しっとりと柔らかく美味しい♪
スープは、煮干しのガツンというインパクトに抜群のキレとコク。素材のもつ深い味わいに思わず酔いしれます。
麺は、今まで同様に手もみ自家製麺です。スープの持ち上げもよくプリプリでシコシコ。極太で迫力があって美味しい。
食べ終わると、制御できないほどの幸福感が体の中を駆け抜けていました。
気が付くと「豚そば」750円のボタンをポチっと押していました。
極力連食はしないように努めて居ましたが、思わず連食してしまいました。
具は、チャーシュー、海苔、ホウレン草、キクラゲ、ナルト、ネギ、です。
チャーシューは豚バラチャーシューと鶏チャーシューの2種類です。
「豚そば」は豚骨醤油ラーメンで、家系チックなラーメンになります。
醤油がキリっとしており、家系に比べると豚骨感はライトで繊細な作りです。
スープには、いきいきとした活力があふれ、口元はやさしく鋭敏。表面にはたっぷりのチー油。とても旨いです!
連食でなければ、ライスや海苔なども合わせて頂いてみたいところです。
今日は思いがけずドラマティックな場面に出くわして、とても夢心地のよい時間を過ごすことが出来ました♪
口樂の最大の欠点が補われ、八王子のラーメン界隈の勢力図を塗り替える地殻変動が、今ゆっくりと音を立てて動き始めた。☆彡
満足度:★★★★★
【店舗情報】
店名:口樂
所在地:東京都八王子市下柚木2-9-11 シルキーパレスⅡ 1F
ジャンル:中華そば/その他
麺:手もみ自家製麺
最寄駅:京王線相模原線南大沢駅/京王堀之内駅
営業時間
(昼の部)11:30~14:30
(夜の部)18:00~21:00
定休日:火曜日
オープン日:2012年7月7日
駐車場:有り(4台)
禁煙・喫煙:完全禁煙
座席数:9席(カウンターのみ)
Twitter:https://twitter.com/ko_u_ra_ku
備考:「楽」ではなく「樂」。スパイス系、辛系が定評。