<2020年65~66杯目>
今日は早いもので本日で最終営業日となってしまった「らーめん椿」に行って来ました。
”楓の若手スタッフたちによる3ヵ月の集大成の一杯をお楽しみ下さい!!”とのことなので、これは食べに行かない分けには行きません♪
ピーク過ぎに伺うと、自粛要請と季節外れの積雪のせいか、待つことなくすんなりと着席することが出来ました。
券売機を確認して「椿premium」900円と「特製盛り」350円を注文です。
「炊きこみご飯」「たまごかけご飯」「和え玉」といったサイドメニューも気になりますね!
タレを”醤油”か”塩”で選べるので、”醤油”でお願いしました。
しばらく待ってラーメンの着丼です。
具は、チャーシュー(豚方ロース、鶏)が2枚、メンマ、海苔、刻み玉ネギ、カイワレ、です。
「特製盛り」は、豚肩ロース、鶏むね肉、紀州鴨ロース、メンマ、味玉、がプレートに盛り付けられて提供されます。
お品書きのよると、紀州鴨のロースは最終日のためだけに、和歌山県より取り寄せたそうで、提供前にバナーで炙って、胡椒を振りかけてから提供して下さいます♪
スープは、紀州鴨、信州黄金シャモ、大山鶏からとった高純度な鶏スープに椿魚出汁を合わせ、バランス良い仕上がりです。
椿のコンセプトとしては”かえし”拘っており、本日のタレも”蔵匠樽仕込み””九曜むらさき””井上古式じょうゆ””うすくちこはく”の4種をブレンドして、スープと合わせているそうです。
これだけの食材を使用して、拘りと熱意をもって作ったラーメンが美味しくないはずはありません!
ふくよかで上品な鶏の風味は、他ではなかなかお目にかかれないほどに厚みのある緻密な味わい。一口啜れば、ため息が漏れるほどに美味しいです♪
4種のブレンド醤油と合わさることで醤油のコクと鶏の香りが一体となり、ますます深く優しい味わいに。
麺は、細麺ストレートです。パツンとした弾くような歯切れのよさと、スープに乗りも上々でスルリとしたのど越しも楽しめます。
プレートのトッピングはラーメンに加えても良し!、そのまま食べて肉の味わいをストレートに感じるも良し!と、楽しみ方は色々です。
添えられているフルーティーなジュレは、スープに溶かすとアクセントにもなります。
まだまだ若いのに、これだけのラーメンを作ってしまうのだから、末恐ろしい才能です。
食べ終わって席を立とうとすると、よく見知ったラーメンマニアのお二人(M氏とO氏)が、各々お店に入ってきました。
訊くと、M氏は既に2軒のラーメンを食べ歩いて、椿で3杯目だとか。驚くことに、醤油だけでは物足りず、塩も追加で4杯目をペロリとスープまで飲み干し完食・・・。(遠い目)
O氏は券売機の前に立つと、醤油、塩、特製盛×2を何の躊躇もなくピピっと発券・・・。連れでも居るのかと勘違いしそうですが、無論、お一人様です。(笑)
お二人とも、まごうなきラーメンモンスター!
私は、私のさらに上をいくラーメン好きの行いや発想にこうして打ちのめされるのがとても好きです♪
そんなわけで、私も便乗して”塩”を追加でもう一杯!こちらもキレッキレに美味しく技ありの一杯!!
二杯目というのもすっかり忘れてサクッと完飲完食です。
いやはや、若い衆の今後の行く末がとても楽しみです。
ラーメン自体はすぐにでも世間で通用するレベルだとは思いますが、独立するのはまだまだ当分先との事。
(ラーメン以外にも学ばなければならないことはたくさんありますからね!)
若い衆の活躍を見届けるまではまだまだ死ねないなと老いぼれは、ちょっと淋しくその日を待ち焦がれるのでした。
満足度:★★★★☆
【店舗情報】
店名:らーめん 椿
ジャンル:地鶏+紀州鴨&かえしがテーマ
麺:自家製麺
所在地:東京都八王子市大和田町5-10-1
最寄駅:京王八王子駅/八高線北八王子駅
営業時間:日曜のみ不定期時間のため要確認
※スープが無くなり次第終了
※2020年3月までの一定期間の営業
営業日:日曜日のみ(毎週ではなく不定期開催)
駐車場:有(店舗前に6台)
禁煙・喫煙:完全禁煙
座席数:20席(カウンター12席、テーブル4席×2)
オープン日:2020年1月12日
HP:http://www.at-ml.jp/?in=60233
Twitter:https://twitter.com/ramenkaede
備考:「楓」の定休日の日曜日を利用して営業していた「つぐみ」が、一時閉店にともない代わりにお弟子さんが期間限定で「椿」として間借り営業。