<2020年217杯目>
今日は9月24日(木)をもって閉店されることが告知された片倉町にあるラーメン店「多摩利屋」に行って来ました。
告知があってからというものお客さんがお店に押し寄せて、あっという間の完売早仕舞いが続いていました。
実は私も4度目の正直で、やっとラーメンにありつくことが出来ました。
これで片倉駅周辺のラーメン店も「おまた」「うちん家」「多摩利屋」と閉店となり、ラーメン好きとしては寂しい限りです。
ちなみに9月23日(水)は、お休みだそうなので訪問予定の方はお気を付けください。
お店に入ると、ご年配の店主が兄弟二人で切り盛りされています。
お二人ともご高齢ということもあるので、このタイミングでの閉店というのも致し方ないのかなと感じました。
最後に食べようと思っていた「わんたんめん」はすでに完売していたので、「らーめんしお」550円を注文です。
最後の一杯を食べることが出来れば、メニューはもう何でも良いです。
それにしても550円という価格は、とても良心的です・・・。
約30席ある店内もほぼ満席の込み具合でしたので、ご高齢のお二人で回しているのがとても大変そうに見えました。
待つのが超絶嫌いな私も今日ばかりは、何時間でも待つ所存です。
そんなこともあり、約1時間ほど待って、ようやくラーメンが運ばれてきました。
具は、バラチャーシュー、メンマ、麩、蒲鉾、茎若芽、ネギ、です。
麩や蒲鉾といったトッピングが乗っているところが個性を感じさせます。
「ずいぶんとお待たせしてしまったから。」とチャーシューをサービスして下さいました。
忙しい中でも、こういうちょっとした心遣いが妙に嬉しいですね。
スープは、塩味が抑えられて淡く優しい味わいです。サッパリとしていて美味しいです。
麺は、加水が高めの平打ち麺です。淡いスープとも、これ以上にない組み合わせです。
店主のお人柄を忍ばせるような優しく穏やかな表情の塩ラーメンは、どこか懐かしさを覚えます。
他のお客さんはというと、最後に店主と写真を撮ってもらったり、カラスのカンちゃんの話に花を咲かせたりと、店主との思い思いの時間を満喫されているようでした。
これが最後だと思うと、とても名残惜しかったのですが、スープを飲み干して完食です。
テーブルの上には、どこか寂し気に氷砂糖がポツンと置かれていました。
【店舗情報】
店名:多摩利屋
所在地:東京都八王子市片倉町722-1
ジャンル:オリジナル
麺:平打ち麺
最寄駅:横浜線片倉駅
営業時間:
(昼の部)11:30~15:00
(夜の部)17:30~20:00
定休日:火曜日
オープン日:2002年9月25日
駐車場:なし
禁煙・喫煙:禁煙
座席数:31席(カウンター9席、2人掛け×1、4人掛け×3、お座敷4人掛け×2)
備考:元々はうどん屋さん。ご兄弟で切盛。