<2023年32杯目>
またしても、持ち前の八王子センサーが敏感に反応してしまいました・・・
いまやラーメン界きっての寵児、「五ノ神」伊藤店主。
その伊藤店主は、若かりし日に、楢原でタマネギの乗った醤油ラーメン魅せられ、今の自分がいるのだと公言しています。
すなわち、今回の”肉の日”は、いわば、伊藤店主のルーツ的なラーメンに挑むということになります。
何を隠そう、私もお店が通学路だったこともあり、そのお店には足しげく通った思い出の味です。
(お金がなかったので、「かけ中華」ばかり食べていた思い出)
そんなわけで、私としても、これは絶対に外せない一杯なのです。
さて、お店に着くと、お客さんの入りは普段よりも格段に多く、軽くバズっていました。
「肉の日」×「八王子系」の人気の高さが伺えます。
味玉は既に売り切れでしたので、「チャーシューメン」と「ライス」を注文です。
「ビーフカレーライス」も、確かに美味しそうで惹かれましたが、「八王子ラーメン」には、やはり「ライス」でしょう!
しばらく待て、ラーメンの着丼です。
ところで、この丼を見て気が付くことはありますでしょうか?
(もし気が付いたら、相当なマニア!)
伊藤店主曰く、あのお店の壁紙(今はどうか知りませんが)の模様と同じなんだそうです!
具は、チャーシュー、メンマ、海苔、ナルト、刻みタマネギ、です。
チャーシューには、澤井農場【八王子高月】の「TOKYO X」を使用しています。
脂肪の融点が低く、口の中でとろけるような食感です。
また、上品な香りとさっぱりとした脂肪、そして、ほどよい柔らかさが特徴の豚肉です。
スープの表面に浮かすラードも「TOKYO X」から採った上質なラードを使用しています。
醤油ダレは、キッコーゴに八王子産のお米で仕込んだ地酒「高尾天狗」を使い、トッピングのタマネギも八王子産。
売り切れで食べれませんでしたが、味玉も「小林養鶏場」の八玉子だそうです。
もうお気づきだとは思いますが・・・
何から何まで”八王子”に拘った、本気度がまるで違う、究極の一杯です!
そんな一杯は、ひと啜りする毎に、この上ない幸福感が胸にしみました。
ただ・・・
あのお店の味に近いかと言えば、ハッキリ言えば、かなり遠いものでした。
食材がせんぜん異なるので、当たり前と言えば当たり前の帰結なのですけれど。
あの、スープを啜った時の何とも言えない香ばしさは、さすがに再現はされてはいませんでした。
私は、あの香ばしいスープを啜った時の、二度とは戻ってこないささやかなときめきを、時折たまらなくいとおしく思い出すことがある。
満足度:★★★★☆
店名:らーめん五ノ神精肉店
ジャンル:肉をメインにしたラーメン
麺:自家製麺
所在地:東京都あきる野市小川東3-9-13
最寄駅:青梅線 拝島駅 or 五日市線東久留米
営業時間:
(昼の部)11:00~15:00
(夜の部)17:00~21:00
※夜営業は現在休止中!(2021年現在)
定休日:火曜日・水曜日
※臨時休業などの場合は事前告知
駐車場:店前に5台、驚安堂さん建物奥に共同駐車場70台
禁煙・喫煙:禁煙
座席数:24席(カウンター11席、4人掛けテーブル2卓、5人掛けテーブル1卓)
オープン日:2016年9月20日
Twitter:https://twitter.com/g_seinikuten
備考:いつ樹の支店。毎月29日は「肉の日」さらにラーメンがパワーアップ。⇒煮干し編へ