<2020年175杯目>
らぁめん小池を後にして向かった先は、隣駅の京王線八幡山駅下車徒歩2~3分のところにある「支那そば孤高」です。
あのラーメンの鬼と呼ばれた佐野実氏のお弟子さんのお店なのだそうです。
そして、以前、某ラーメン店主よりオススメ頂いていたお店でもありましたので、この機会を逃す手はありません!
ちょうどお昼時の13時頃の訪問だったので、さぞ混んでいるかと思いましたが、意外とお客さんは少なく、すんなりと店内へ入れました。
こういうご時勢とはいえ、ちょっと寂しい感じです。店内に入るとその理由はすぐに分かりましたが・・・。
こちらのお店も化学調味料不使用の”心と体に優しい一杯を”提供しています。
券売機を確認して、券売機左上の「醤油」870円を注文しました。
調理している様子を伺っていましたが、かなり丁寧に神経質に拘りをもった趣で調理をされていました。
しばらく待ってラーメンの着丼です。
具は、チャーシュー、穂先メンマ、海苔、ネギ、です。
チャーシューは豚ロースと蒸し鶏の2種類が乗ります。少しパサつきがありますが、淡泊な肉質はスープに余計な邪魔をしないので、これはこれでありだと思います。
スープは、地鶏、和豚もち豚、鰹節、宗田鰹節、いりこ、昆布、椎茸、香味野菜など多食材を合わせてじっくりと仕上げた自然な旨味のスープです。
香りづけの油は鹿児島の地鶏を使用した鶏油です。スープの表面でキラキラと輝き綺麗です♪
醤油ダレにも拘り、生揚げ醤油、再仕込み醤油を数種類ブレンドしています。
無化調を謳ってはいますが旨味の厚みが凄いです。様々な食材を重ねて、スープに深みを出しているのが伝わってきます。
そして、何よりスープの中に凝縮された豊潤な香りが素晴らしいです。啜る都度に至高の世界へと誘われます。
更に、尋常ならざる拘りは麺にも傾けられています。
麺は、国産小麦100%を使用。北海道産春よ恋、きたほなみ、石臼焼き全粒粉など7種類の小麦粉と内モンゴル産かん水、地鶏卵を使用した自家製麺です。
しなやかにスープを持ち上げるその麺は、丼の中で超然とした空気を身に纏っています。
これだけの多彩な食材を使用しながら破綻することなく完成されています。
ここまで拘り抜いたラーメンには、なかなか出会えませんので、食べ終えてしまうのがとても名残惜しい気持ちになりました。
もちろん、スープの最後の一滴まで飲み干して完食です。
満足度:★★★★☆
【店舗情報】
店名:支那そば孤高(シナソバ ココウ)
ジャンル:支那そば
麺:自家製麺
所在地:東京都杉並区上高井戸1-1-17 日立八幡山ビル1F
最寄駅:京王線八幡山駅
営業時間:
[火~土曜]
(昼の部)11:30~13:50
(夜の部)18:00~21:30
[日曜祝日]
(昼の部)11:30~13:50
(夜の部)18:00~20:30
定休日:月曜 ※祝日の際は火曜日
駐車場:なし
禁煙・喫煙:禁煙
座席数:カウンターのみ10席
オープン日:2014年1月4日
HP:http://kokou.jp/
備考:ラーメンの鬼と呼ばれた佐野実氏の弟子のお店。無化調。三島の「支那そば 毎度」の移転オープン。