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2022年ラーメン食べ歩きの総括

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<2022年ラーメン食べ歩き総括>

 
 長いあいだラーメンを食べ歩いてきましたが、この数年ほどのうちに、共にラーメンを啜ってきた私の知っている幾人かは、そろそろ人生の黄昏に入ろうとしています。長年の間、ラーメンを啜ってきた、そんな仲間達が集まると決まって話題に上るのが、「もし、今日が人生で最後の一日だとしたら、最後の晩餐に何を食べたいですか?」という話題です。次々に、「俺だったら○○のラーメンが食べたい。」とか、「もう閉店してしまったお店だけど、あの店のラーメンをもう一度食べたい。」といっては、話が盛り上がります。私は、最後の晩餐がラーメンというのは流石にちょっと・・・と内心では思うのですが、その場の空気を壊さないようにと、適当にラーメンの話で合わせておくのが常でした。
 私の友人の中に、健康オタクのA君がいました。そのA君は、ことあるごとに「そんなに毎日ラーメンばかり食べていると早死にするよ。」と注意をしてくるのでした。そんなA君はラーメンを食べに行っても、体に悪いからといって、決してスープは飲みません。確かに、ラーメンは脂っこいものも多いですし、塩分も多いのかもしれません。私のことを心配して言ってくれているのは分かるのですが、正直、A君のことを煩わしく思うこともありました。そんなA君ですが、つい先日、あっけなく逝ってしまいました。あんなに健康に気を使っていたのに、毎日のようにラーメンを食べ歩いている私より先に逝ってしまうなんて・・・。A君とは、たまにラーメンを食べに行きました。美味しいラーメンを食べる事が出来て喜んだり、お目当ての限定ラーメンが売り切れていて悔しがったり、調子に乗ってラーメンを食べ過ぎて苦しんだ事など、悲喜交交、A君とラーメンを食べに行った思い出が、走馬灯のように思い出されてきます。私は、ゆっくりと目を閉じました。その拍子に涙が頬を伝って、こぼれ落ちていきました。日頃から私を捉え、心をつかんで離さなかった「ラーメンの食べ歩き」という呪縛が、いま陽炎のようにゆらゆらと揺れて、音もなく消えようとしていました。

◆2022年八王子ラーメン界隈のニュース。

楓グループから2店舗、ラーメン業界の最高権威「TRYラーメン大賞2022-2023」W受賞の快挙!

「鴨中華そば楓」 新人賞醤油部門4位
「麺とスープの店 歩き出せ、クローバー」 新人賞塩部門第3位

高みを目指して、試行錯誤しながら作ったラーメンが、しっかりと評価されていて嬉しいです。また、八王子のラーメン好きとしても、すごく誇らしいです。私の好きな言葉に「散歩のついでに、富士山に登った人はいない。」というのがあります。つまり”目標を持たずに漫然と歩いていても、目標は達成されない”ということです。何かを達成する人は、毎日精一杯仕事をしています。これだけの賞を受賞することが出来たということは、しっかり準備をして、日々コツコツと努力し続け、一生懸命にがんばってきた証だと思います。W受賞おめでとうございます。

■年間総食杯数:324杯[(内)八王子外86杯]

●八王子のラーメン食べ歩き率:73.45%

[総評]
昨年に比べて八王子率が少し低下しました。すみません・・・。

●紹介店舗総数:154店舗

[八王子(略称)]
RE:唐唐郎、シゲジン、ポポテジ、八王子響、八王子五十番、らぁ麺鶏と鳴く。、らーめん楓、麺楽、張順、まるに家、びんびん亭ユーロード店、あずき、まるや食堂、花木流味噌、二代目哲麺、麺笑巧真、沖縄キッチン與那覇ん家、ラーメンエース、口樂、鶏びあんSobaみやみや、弥栄、一六食堂、弘富、GMGゴルフ場、そら亭、豚骨ソバ叶、もつけ、鴨中華そば楓、しゅんやっちゃん、東池袋大勝軒、松葉、なぶら、樽座子安町店、とんぼ、秦山ラーメン、元祖敏敏亭、吾衛門、めんめん、楽楽中華、ラーメン二郎野猿街道店2、尾又家、歩き出せクローバー、花月嵐京王八王子店、よしだ、白、長浜らーめん、一信、夢を語れ八王子、海堂、日高屋八王子横山町店、もつ源江戸小町、大安、僕達はここにいる。、鏡花八王子店、一陽来福本店、アンズノ木(八王子)、八王子大和家、大海軒八王子店、煮干しそば虎空、樽座小宮店、ラーメンショップ、麺庭つむぎ、幸楽、ラーメン藍華、ベトナム料理Sen、らーめん極壱、三代目八作、くるまやラーメン八王子店、らあめんのでうら、青葉八王子店、味府、えびす丸、春樹、一平ラーメン、濃厚タンメン子安食堂、ラーメンちとせ、麺でる南大沢店、片倉大和家、鶏のおかげ、らぁめん花月嵐Evolution、リンガーハット八王子楢原店、らーめんつぐみ、餃子ハウス、竹の家、壱発ラーメン八王子本店、鷹、麺や八八、八王子田田、天下一品八王子店、味幸、音七、でんでん、HGN、タンタン、天文館ねぎらあめん、らーめん輝、かくれんぼ、ワコマチカ、バーミヤン八王子北口店、心、沖縄島系らーめん沖そば製麺

[八王子外(略称)]
きら星×五ノ神精肉店、味噌もりNOODLE みやみやイオンモール多摩平の森店、五ノ神精肉店、大冬樹、三番亭、思道、饗 くろ㐂(ラーメンWalkerキッチン)、鴨福、RamenFeel、チキント、折かわ、独歩立川店、いし川、麻辣チャオ、ぶん治、カッパ64、ラーメン襲来、刹那、貝ガラ屋、麺とスープ、ひら井、豚福、鴨と上州地鶏 中華そば鷙、鴨と上州地鶏 中華そば獅子、永山龍聖軒、元祖ニュータンタンメン本舗相模原店、アンズノ木(立川)、いちの屋、田中にぼる、日野大和家、余韻、豚骨拉麺クィーム、らぁ麺THE FACTORY、らーめん梅吉、六花、支那そばや相模原店、元祖一条流がんこらーめん立川店、かなで、らぁ麺飯田商店、ら塾×五ノ神、立川田田、日清食品チルド、2丁目ラーメン、鴨と上州地鶏 中華そば鶯、MONROE海からの贈り物、かし山、麺池谷精肉店、一蘭立川店、すたほる、きら星、三代目しゅう、らーめん凛々、あらしん、おや麺

●個人的店舗別杯数ランキング(%)

1位 らぁ麺 鶏と鳴く。:15杯(4.6%)
[写真:肉肉しさ極振り鶏白湯、所在地:東京都八王子市明神町3-24-12]

 

2位 五ノ神精肉店:10杯(3.0%)
[写真:肉汁ぶっかけジューシーダック麺、所在地:東京都あきる野市小川東3-9-13]

3位 鴨中華そば楓:9杯(2.7%)
[写真:紀州鴨とぶどう山椒の冷やし、所在地:東京都八王子市明神町3-24-12 ]

3位 RE:唐唐郎:9杯(2.7%)
[写真:特製海老味噌ラーメン、所在地:東京都八王子市中町10ー1アートハウス1F]

5位 八王子 響:8杯(2.4%)
[写真:純米大吟醸酒粕白味噌ラーメン、所在地:東京都八王子市平岡町15-14 明光ビル1F]

5位 らーめん楓:8杯(2.4%)
[写真:隼辛みそらーめん、所在地:東京都八王子市大和田町5−10−1 ]

5位 口樂:8杯(2.4%)
[写真:マクドnoodle、所在地:東京都八王子市下柚木2-9-11 シルキーパレスⅡ 1F]

8位 ほっこり中華そば もつけ:7杯(2.1%)
[写真:特製中華そば、所在地:東京都八王子市万町34-1]

8位 花木流味噌:7杯(2.1%)
[写真:冷やし担々麺、所在地:東京都八王子市東町1-2]

8位 らーめん なぶら:7杯(2.1%)
[写真:海老みそらーめん、所在地:東京都八王子市左入町406-3]

 

[総評]
例年良く行くお店はほぼ決まっていますが、そんな中で”元V系バンド麺、自称料理研究家”と名乗り、突如として八王子のラーメン界に現れたニューフェイス「らぁ麺 鶏と鳴く。」。たとえ新店バイアスがかかっていたとしても、随分と足を運んだなと・・・。とにかく、怖いもの知らずで面白そうなラーメンを提供してくれそうなので、これからますます期待のお店です。2位の「五ノ神精肉店」は、八王子外から堂々のランクイン!


●2022年八王子新店ランキング(当ブログ独自)

1位 麺とスープの店 歩き出せクローバー [開店日:1月21日] (訪問回数2回)

2位 らぁ麺 鶏と鳴く。 [開店日:1月10日] (訪問回数15回)

3位 ハイデンコッコFACTORY 戦慄のワコマチカ [開店日:12月12日] (訪問回数2回)

[総評]
今年も終わってみれば、八王子では30店近い新店がオープンし、2021年の倍近い出店がありました。コロナの終息を予感させるような傾向です。ただ、新店の中には、間借り営業や極端に営業日数が少ないお店も目立ち、非常に悩ませる結果に。美味しいラーメンを作られていても、そういう場合は、推しにくいのが正直なところです。そんな中、1位の「歩き出せ、クローバー」は、八王子で20年近く第一線で活躍されてきた「楓」の大将が開いたお店です。”新人部門”ではなく、あくまで”新店部門”なので、推させて頂きました。”春よ恋””もち姫”ブレンドの加水率47.2%の自家製麺は唯一無二の食感です。「TRYラーメン大賞2022-2023」新人賞(塩部門第3位)を受賞したことからも、そのレベルの高さは折り紙付きです。ただ、現在休業中というのが残念です。早い再開を願います。(2022年12月現在)。

2位に推した「らぁ麺 鶏と鳴く。」店主のjing氏は、飲食経験なしの異業種から、”元V系バンド麺”を名乗り、突如としてラーメン業界への殴り込みです。面白い!もちろん、見方によっては未熟なところもありますし、欠点もいろいろありました。それでも物事のポイントをつかむ抜群のセンスがあり、どんどん腕を上げていきました。今年初めのオープン当初のラーメンと、終わりごろのラーメンとでは、その出来栄えは雲泥の差がありました。間借り営業ということで、かなり迷いましたが、今後に期待したいし、新店部門で取り上げるのに相応しいと思いましたので、推させて頂きました。

3位の「戦慄のワコマチカ」は、福生や青梅などで人気のハイデンコッコFACTORYからの独立店です。店主が、ハイデンコッコFACTORYが好き過ぎて、5年の修行を経て、念願だった独立を果たしました。そのせいか、お店のブランディングからラーメンの細部に至るまで、ほぼハイデンコッコFACTORYのコピーのように思います。とても作りこまれていて美味しいですし、ハイデンコッコFACTORYらしい前衛的で面白いラーメンなのですが、せっかく独立されたのだから、「ワコマチカ」らしいオリジナリティーも見てみたい気がしました。保守的な八王子でどこまで受け入れられるか、また立地においても、やや目立たない場所なので、これから難しいところもあるかもしれませんが、八王子にはないラーメンですので、根付いてくれると良いなと思いました。

★2022年八王子町中華ラーメン部門

[店名:ラーメンちとせ[ラーメン]]

[総評]
”八王子ブラック”として、地元で親しまれている町中華です。物凄く黒い色のスープですが、大豆と小麦の発酵熟成による自然色で、着色料などは一切使用していません。このラーメンに関しては、美味しいとか不味いとかを超越した魅力があります。

所在地:東京都八王子市南新町8


★2022年八王子ラーメン部門

[店名:弘富「モヤシラーメン」]

[総評]
煮干しを利かせた八王子ラーメンです。おすすめは「モヤシラーメン」。そのシャキシャキとした食感がクセになります。価格もリーズナブル。ただし、美味しいからと”モヤシダブル”にして、モヤシを入れすぎるとバランスを崩すのでほどほどに!

所在地:東京都八王子市明神町3-11-1


★2022年ラーメン部門

[店名:尾又家レッドラーメン+九条ネギ」]

[総評]
豚のガラと水のみを使用した濃厚無添加スープがとにかく旨い!「レッドラーメン」は、特製の甘辛調味料を加えているので、旨味とともに、辛味も効いていて旨辛です。ラーメン一杯が650円(2022年12月現在)と、いまどき信じられないような低価格で提供してくださっていますし、しかもライスは何杯でも無料です。接客も清々しいほど気持ちよく、名物店主も、強面ですが、とっても優しい方です。まだ未訪の方は是非一度お試しください。
所在地:東京都八王子市明神町4ー7ー2内藤落合ビル1F


★2022年八王子MVR(Most Valuable Ramen)ラーメン
八王子外のラーメンで最も美味しかったラーメン

[店名:らぁ麺 飯田商店湯河原本店「つけ麺 醤油」]

 

[店名:五ノ神精肉店「刀削麺DEポークジンジャー」]

 

[店名:きら星「背脂ブラック」]

[総評]
1位 飯田商店 今年も食べに行ってしまったので、取り上げざるを得ない。(笑)たっぷりと鶏油が浮かび、透明感のあるクリアなスープです。麺を浸して啜ってみると、見た目とは裏腹に、旨味が濃縮され、厚みが物凄いです。つけ麺、ラーメン、おにくごはん、出汁スープと、さながらコース料理でも頂いているような満足感です。(所在地:神奈川県足柄下郡湯河原町土肥2丁目12-14)

2位 五ノ神精肉店 煮干しスープに、チャーシューダレを合わせており、旨味が詰まっています。色が濃いので、しょっぱそうなイメージでしたが、啜ってみると絶妙の味加減でした。生姜が効いているので、香りも良いですし、ツンとくる辛味も、甘じょっぱいスープの中では、程よいアクセントになっています。これは、”癖になる味”。そして、何より刀削麺が素晴らしい!手切りなので、不揃いの麺が、他では味わえない唯一無二の食感を生み出していました。(所在地:東京都あきる野市小川東3-9-13)

3位 きら星 スープは、ドロドロっとして濃厚豚骨。ほぼ背脂。肉の旨みがたっぷりの煮汁が詰まったブラック醤油ダレを使っているそうで、深いコクと、甘味が感じられます。これだけの大量の背脂が入っているとクドくなりそうですが、高品質の国産豚背脂を使用しているそうで、意外とクドくありません。この量の脂には抵抗ありますが、ついついスープまで飲み干すほどに旨かったです。店主は、背脂という名の純白の花びらを丼の上に咲かせていた。(所在地:東京都武蔵野市境南町3-11-13)

 

★2022年MIR(Most Inpressive Ramen)ラーメン
※最も印象深かったラーメン

[店名:らーめん なぶら 左入店 [なぶ二郎]]

[総評]
二郎インスパイアです。ベースは、なぶらの豚骨醤油ラーメンで、豚骨濃度が高く、香りと味わいが深いです。豚骨のコクと風味にプラスして、背脂の脂味が、さらに旨味を増幅しています。丁寧な作りで、想像していた以上に、旨い!!バランスよく味が整った、品行方正な二郎。本家の二郎とはまた違ったアプローチで作った、なぶら流の美味しい二郎。本家の二郎ファンが食べたら「こんなの二郎じゃない!」と怒られそうな二郎。(笑)
(東京都八王子市左入町406ー3)


★2022年MVR(Most Valuable Ramen)ラーメン
 ※最も美味しく価値があると思ったラーメン

[店名:ほっこり中華そば もつけ 「特製中華そば」]

[総評]
今や名実ともに八王子の人気店となった「もつけ」ですが、今までのレシピを一度リセットして、新たに味を組み立てなおしたという新生「中華そば」。主に醤油ダレが変わったそうですが、食べた印象としては、全体的にスープにまろみが出て、ほんのりとした甘味があり、口あたりが良くなったような気がします。かといって、大人しくなったわけではなく、スープの厚みはありながら、魚介のふくよかな風味も増している気がします。ひと口啜った瞬間、私は心を奪われました。成熟した味わいが八王子ラーメン界の王者の威厳を見せつけていた。(所在地:東京都八王子市万町34-1)

皆さん、ことしのランキングはいかがでしたでしょうか?え!?いつも似たり寄ったりで、代わり映えしないですって!?

そりゃぁそうでしょうよ。いくら広いといっても、八王子エリアをメインに食べ歩いているのですから・・・。気に入らないなら別にみて頂かなくとも結構ですのよ。

それでは皆さん、今年もご清聴ありがとうございました!

2023年が皆さまにとって、より良いラーメンライフを送れる年でありますように!

毎年思うのですが・・・集計作業がクソめんどくさいです。もうやめたい・・・・

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